光のもとでⅠ
「だって、あんな藤宮司はめったに見られないでしょう?」
桃華は愉悦に満ちた表情を見せた。
みんな思ってることは一緒だな。
そこに意外な一言を発したのは佐野。
「あれはあれで貴重だけどさ、御園生は藤宮先輩に来られても困るだけじゃね?」
「なんで?」
「なんでって……女子はそういうの人に知られたくないもんだろ? 恥ずかしいって思うのが普通じゃん?」
「あぁ、そうか……」
ポン、と手を打ってしまう。
「けど、相手司だし……。翠葉が恥ずかしがったところでなんの反応もしないと思う」
「……それもそっか。いや、それでも恥ずかしいだろっ!?」
勘違いしないでほしい。
別に、うちの学校はこういう話を大っぴらに話しているわけじゃない。
女子だって生理期間を男に知られて恥かしくないわけじゃないだろうし、男だって何も意識しないわけじゃない。
桃華は愉悦に満ちた表情を見せた。
みんな思ってることは一緒だな。
そこに意外な一言を発したのは佐野。
「あれはあれで貴重だけどさ、御園生は藤宮先輩に来られても困るだけじゃね?」
「なんで?」
「なんでって……女子はそういうの人に知られたくないもんだろ? 恥ずかしいって思うのが普通じゃん?」
「あぁ、そうか……」
ポン、と手を打ってしまう。
「けど、相手司だし……。翠葉が恥ずかしがったところでなんの反応もしないと思う」
「……それもそっか。いや、それでも恥ずかしいだろっ!?」
勘違いしないでほしい。
別に、うちの学校はこういう話を大っぴらに話しているわけじゃない。
女子だって生理期間を男に知られて恥かしくないわけじゃないだろうし、男だって何も意識しないわけじゃない。