光のもとでⅠ
28
「ごめんね……。俺、結構独占欲が強いみたいだ。でも、嫌だったら全力で拒否して? そしたらやめるから」
「……何を?」
「……キスも、それ以上のことも」
「っ!? だってこの間――」
「それ、取り消させてもらえる?」
「っ!?」
「そんなに怯えないで? あくまでも、翠葉ちゃんが嫌がるならしない。それだけは約束するから」
「…………なんて答えたらいいのかわからないです」
押さえていた手を放し、秋斗さんの右手が額に伸びてきた。
何度も何度も髪の毛を梳いては額に戻ってくる。
すごくくすぐったかった。でも、秋斗さんはとても嬉しそうな顔で私を見ていた。
その手はしだいに首筋へ伸びてきて、何度も何度も上下にさすられる。
数本の指で首筋をなぞられているだけなのに、ぞくりとする。
「嫌?」
「くすぐったいです……」
それに、なんと言ったらいいのかわからないけれど、体が変……。
痛いとかだるいとか、そういうのではなく……。なんと形容したらいいのかがわからない。
「……何を?」
「……キスも、それ以上のことも」
「っ!? だってこの間――」
「それ、取り消させてもらえる?」
「っ!?」
「そんなに怯えないで? あくまでも、翠葉ちゃんが嫌がるならしない。それだけは約束するから」
「…………なんて答えたらいいのかわからないです」
押さえていた手を放し、秋斗さんの右手が額に伸びてきた。
何度も何度も髪の毛を梳いては額に戻ってくる。
すごくくすぐったかった。でも、秋斗さんはとても嬉しそうな顔で私を見ていた。
その手はしだいに首筋へ伸びてきて、何度も何度も上下にさすられる。
数本の指で首筋をなぞられているだけなのに、ぞくりとする。
「嫌?」
「くすぐったいです……」
それに、なんと言ったらいいのかわからないけれど、体が変……。
痛いとかだるいとか、そういうのではなく……。なんと形容したらいいのかがわからない。