光のもとでⅠ
「今は生徒会っていう場所があって、自分にも何かしらできることがある。でも、もし体調不良で自分がそこを離れなくちゃいけなくなったとして、誰かに迷惑をかけることも怖いけど、それ以上に自分がいなくてもどうにかなっちゃうことが怖い。……自分の居場所がなくなってしまいそうで、自分がいてもいなくても何も変わらないことを思い知るのが怖い。クラスも同じ……。自分ひとりがいなくても何も変わらないことがわかるのが怖い」
何それ……。
「それに、人と別行動を取ることでひとり置いていかれるのが怖い。また……誰とも話せなくなる日が来るのが怖い。――中学のときとは違うってわかってるの。わかってるけどっ――それでも学校を休んだ次の日に教室のドアを開けるのが怖くて仕方ないっっっ」
最後のほうは叫んでいるようにも聞こえた。
声量があるわけでもないし、実際に大声でもないのに、泣き叫んでいるように聞こえた。
どうして――。
何それ……。
「それに、人と別行動を取ることでひとり置いていかれるのが怖い。また……誰とも話せなくなる日が来るのが怖い。――中学のときとは違うってわかってるの。わかってるけどっ――それでも学校を休んだ次の日に教室のドアを開けるのが怖くて仕方ないっっっ」
最後のほうは叫んでいるようにも聞こえた。
声量があるわけでもないし、実際に大声でもないのに、泣き叫んでいるように聞こえた。
どうして――。