光のもとでⅠ
兄ちゃんの苦笑がここまで届く。
俺もつられて苦笑い。
俺もそろそろ離脱しなくちゃ――っていうか、参戦、かな。
タオルを廊下に置き、玄関のドアを開けた。
ずっと暗いところにいたからちょっと眩しい。
ポーチから顔を出し、
「そろそろ出てもいいでしょうか?」
三人がいる方に声をかける。
翠葉ちゃんを視界に認めると、彼女はお兄さんの影に隠れた。
うは、何これ。超ショック……。
でも、とりあえずはカミングアウト。
「ごめんね……俺も話を聞いちゃったんだ。ちょうど家を出ようと玄関で靴を履いた直後だったから……」
入学したての頃に逆戻りチック。
俺もつられて苦笑い。
俺もそろそろ離脱しなくちゃ――っていうか、参戦、かな。
タオルを廊下に置き、玄関のドアを開けた。
ずっと暗いところにいたからちょっと眩しい。
ポーチから顔を出し、
「そろそろ出てもいいでしょうか?」
三人がいる方に声をかける。
翠葉ちゃんを視界に認めると、彼女はお兄さんの影に隠れた。
うは、何これ。超ショック……。
でも、とりあえずはカミングアウト。
「ごめんね……俺も話を聞いちゃったんだ。ちょうど家を出ようと玄関で靴を履いた直後だったから……」
入学したての頃に逆戻りチック。