光のもとでⅠ
「おまえ、翠葉ちゃんをいじめるのやめろよなぁ? 悪いけど、俺は翠葉ちゃんの味方だから。司がいくらかわいい弟でも擁護しないよ?」
にこりと笑う楓先生に向かってツカサは、
「擁護してくれなくて結構」
無表情で返した。
そのあとも顔色をひとつ買えずにお味噌汁を口にする。
相馬先生はひとりくつくつと笑っていた。
「おまえな……翠葉ちゃん一派は大物揃いだぞ? 静さんに昇さん、栞ちゃん、姉さん、俺、秋斗、蒼樹くん、若槻くん、敵に回したら怖いぞ?」
「……別に。それ、ほとんど身内だし」
「ほかにも――あれ? 相馬先生は?」
「俺は坊主派にしといてやるよ」
「えっ!?」
慌てる楓先生とは対照的に、相馬先生は少しだけ悪態をついて見せる。
にこりと笑う楓先生に向かってツカサは、
「擁護してくれなくて結構」
無表情で返した。
そのあとも顔色をひとつ買えずにお味噌汁を口にする。
相馬先生はひとりくつくつと笑っていた。
「おまえな……翠葉ちゃん一派は大物揃いだぞ? 静さんに昇さん、栞ちゃん、姉さん、俺、秋斗、蒼樹くん、若槻くん、敵に回したら怖いぞ?」
「……別に。それ、ほとんど身内だし」
「ほかにも――あれ? 相馬先生は?」
「俺は坊主派にしといてやるよ」
「えっ!?」
慌てる楓先生とは対照的に、相馬先生は少しだけ悪態をついて見せる。