光のもとでⅠ
六時になると蒼兄に起こされた。
「熱は簡単に下がってくれないな」
携帯を見て言われる。
「うん……でも、試験前で午前授業になるし、少しは身体を休められるかもしれない」
「そうだな……」
ラヴィを抱えたまま起き上がり、蒼兄に向き直る。
「朝はごめんなさい。ちょっと――ううん、すごく気が動転していて、心配かけるようなことたくさん言っちゃった」
「……今は?」
「今は……朝ほど学校を怖いとは思ってない、かな」
朝、ツカサに言われたことも、蒼兄と別れたあと教室に行くまで時間がかかってしまったことも、教室に入ってもダメダメな自分だったことを全部話した。
空太くんと話したこと、病院へ向かう途中にツカサと話したことも、マンションに帰ってきたときに海斗くんがツカサに掴みかかったことも、そのあと、空太くんと海斗くんとお話ししたことも全部全部……。
「熱は簡単に下がってくれないな」
携帯を見て言われる。
「うん……でも、試験前で午前授業になるし、少しは身体を休められるかもしれない」
「そうだな……」
ラヴィを抱えたまま起き上がり、蒼兄に向き直る。
「朝はごめんなさい。ちょっと――ううん、すごく気が動転していて、心配かけるようなことたくさん言っちゃった」
「……今は?」
「今は……朝ほど学校を怖いとは思ってない、かな」
朝、ツカサに言われたことも、蒼兄と別れたあと教室に行くまで時間がかかってしまったことも、教室に入ってもダメダメな自分だったことを全部話した。
空太くんと話したこと、病院へ向かう途中にツカサと話したことも、マンションに帰ってきたときに海斗くんがツカサに掴みかかったことも、そのあと、空太くんと海斗くんとお話ししたことも全部全部……。