光のもとでⅠ
04
会食が終わると、秋斗さんと楓先生はそれぞれのおうちへ帰り、栞さんは片付けと明日の朝食の準備をしてから帰った。
蒼兄は自室で何か作業をしていて、海斗くんとツカサはリビングで勉強を始めている。
私はひとりでバスタイム。
八時に過ぎに入って、上がったのは九時過ぎだった。
四十分以内に出ようと決めていたのだけど、気づけば一時間近かった。
でも、バスタイムに何もしていなかったわけでもない。
湯船に使っている間は暗記科目のルーズリーフを持って入っていた。
BGMはクラスメイトからプレゼントされた曲たち。
この曲を聴いていると元気がもらえるし、みんなの気持ちが伝わってきて幸せな気分になれるから。
「ここにもあった……」
あたたかい気持ち。
私の大切な安心材料――。
蒼兄は自室で何か作業をしていて、海斗くんとツカサはリビングで勉強を始めている。
私はひとりでバスタイム。
八時に過ぎに入って、上がったのは九時過ぎだった。
四十分以内に出ようと決めていたのだけど、気づけば一時間近かった。
でも、バスタイムに何もしていなかったわけでもない。
湯船に使っている間は暗記科目のルーズリーフを持って入っていた。
BGMはクラスメイトからプレゼントされた曲たち。
この曲を聴いていると元気がもらえるし、みんなの気持ちが伝わってきて幸せな気分になれるから。
「ここにもあった……」
あたたかい気持ち。
私の大切な安心材料――。