光のもとでⅠ
洗面所から出ると、トイレから出てきた海斗くんと鉢合わせた。
「ほんっとに風呂長いなっ!? あ、それ――」
海斗くんはミュージックプレーヤーから流れてきた曲に反応した。
「クラスのみんなからもらったCDの曲。聴いてると元気になれるから」
流れていたのは、「奥華子」さんの「Birthday」だった。
「あ、海斗くん、ツカサに何か誕生日プレゼントを渡したいのだけど、何がいいと思う?」
海斗くんなら何かいい案を教えてくれるかもしれない。
「それ、秋兄だけじゃなかったの?」
「え?」
「さっき訊いてたから……」
「あのね、ツカサには病院でお昼ご飯を食べているときに訊いたの。でも、別にいらないって言われちゃって取材拒否な感じだった」
「ほんっとに風呂長いなっ!? あ、それ――」
海斗くんはミュージックプレーヤーから流れてきた曲に反応した。
「クラスのみんなからもらったCDの曲。聴いてると元気になれるから」
流れていたのは、「奥華子」さんの「Birthday」だった。
「あ、海斗くん、ツカサに何か誕生日プレゼントを渡したいのだけど、何がいいと思う?」
海斗くんなら何かいい案を教えてくれるかもしれない。
「それ、秋兄だけじゃなかったの?」
「え?」
「さっき訊いてたから……」
「あのね、ツカサには病院でお昼ご飯を食べているときに訊いたの。でも、別にいらないって言われちゃって取材拒否な感じだった」