光のもとでⅠ
ゴム手袋をしてスポンジを泡立てると、キュッキュ、と音を立てて楽しみながら洗う。
そして、先ほど気になったことを考え始める。
ツカサの身内特権――それが適用されるほどに、私はツカサの側にいられているのだろうか。
でも、私は海斗くんのように血がつながっているわけではない。
単なる後輩で友達、という関係だ。
「血」ではなく、「生徒会」特権だろうか。
「……それがどうしてショックなんだろう」
「何が?」
「きやぁっっっ」
第三者の出現に、私は驚きマグカップをシンクへ落とした。
ゴツ、と鈍い音をたてたけれど、マグカップは割れることはなく無事。
あまり無事ではないのは私の心臓。
一気に心拍数が上がった。
そして、先ほど気になったことを考え始める。
ツカサの身内特権――それが適用されるほどに、私はツカサの側にいられているのだろうか。
でも、私は海斗くんのように血がつながっているわけではない。
単なる後輩で友達、という関係だ。
「血」ではなく、「生徒会」特権だろうか。
「……それがどうしてショックなんだろう」
「何が?」
「きやぁっっっ」
第三者の出現に、私は驚きマグカップをシンクへ落とした。
ゴツ、と鈍い音をたてたけれど、マグカップは割れることはなく無事。
あまり無事ではないのは私の心臓。
一気に心拍数が上がった。