光のもとでⅠ
「あまり認めたくないけど、親友よりも保護者寄りな気がする……」
 友達でも毎日はお見舞いに来てくれないと思うの。
 家族ならまだしも――。
「でも、保護者はやだなぁ……」
 だって、ツカサは先輩だけれど同い年で、先輩だけど友達だもの。
 私には長らく「友達」という存在がいなかったし、「親友」なんて呼べる人がいたためしがない。
 だから、人との関係に名前をつけるのが困難。
 この関係がなんなのか、この気持ちがなんなのか、それを突き止めるのは容易ではない。
 でも、わかっていることもある。
 それは、ツカサがとても大切な人で、特別な人だということ。
 今はそれがわかっているだけでも十分かな――?
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