光のもとでⅠ
海斗くんはこの期間の昼食はたいていマンションのカフェラウンジで食べると教えてくれた。
ツカサは自分で作ったり、カフェラウンジで食べたりと、その日の冷蔵庫事情で変わるらしい。
でも、今日はカフェラウンジで食べると言っていた。
「翠葉も一緒に食べようよ」
海斗くんが誘ってくれたけれど、断った。
楽しくご飯を食べる、という気持ちにはなれそうになかったから。
それもこれも全部自分がいけないのだけれど……。
結局、私はクラスメイトに何も言えなかった。
朝、校門で待っていてくれたことに対してのお礼も、今日一日何も訊かないでいてくれたことにも。
本当はみんなの前で話して、ごめんなさい、って謝らなくちゃいけない。
ツカサは自分で作ったり、カフェラウンジで食べたりと、その日の冷蔵庫事情で変わるらしい。
でも、今日はカフェラウンジで食べると言っていた。
「翠葉も一緒に食べようよ」
海斗くんが誘ってくれたけれど、断った。
楽しくご飯を食べる、という気持ちにはなれそうになかったから。
それもこれも全部自分がいけないのだけれど……。
結局、私はクラスメイトに何も言えなかった。
朝、校門で待っていてくれたことに対してのお礼も、今日一日何も訊かないでいてくれたことにも。
本当はみんなの前で話して、ごめんなさい、って謝らなくちゃいけない。