光のもとでⅠ
 そっか……その中に「友達」も含まれていたのかな……。
 今、私の周りにいる友達は、私のことを心配してくれてるんだ。
 忘れてはいけないことを忘れていた気分。
 というよりは、知っていたはずなのに、ちゃんと気づけていなかった感じ。
「心配をかけたくない」と思う自分が「心配してくれる友達」に布をかぶせて見えなくしていたような、そんな感じ。
 もしくは、そう信じた末になくなってしまうことが怖くて、見ようとしていなかったのかも……。
 ちゃんとそこにあって目に見えていたはずなのに……。
 空太くんのメールにはこんなことが書かれていた。
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