光のもとでⅠ
大切でかけがえのないものだから、手放すのが怖いのかな。
いつかなくなってしまうことが怖いのかな。
家族以外にそんな存在があるなんて知らなかった。
きっと、私はこれから何度も立ち止まるのだろう。
でも、そのたびに前へ進む選択をしたい。
できれば、人に頼らず自分の力で――。
夏休み、インターハイ前のツカサに、「大丈夫だからがんばってって言ってほしい」とお願いされたとき、とても嬉しかった。
決して頼られたわけではない。
そんなたいそうな出来事ではないけれど、自分に求められたことがとても嬉しかったのだ。
二学期は生徒会で自分に割り当てられた仕事があって、自分の居場所を感じることができた。
いつかなくなってしまうことが怖いのかな。
家族以外にそんな存在があるなんて知らなかった。
きっと、私はこれから何度も立ち止まるのだろう。
でも、そのたびに前へ進む選択をしたい。
できれば、人に頼らず自分の力で――。
夏休み、インターハイ前のツカサに、「大丈夫だからがんばってって言ってほしい」とお願いされたとき、とても嬉しかった。
決して頼られたわけではない。
そんなたいそうな出来事ではないけれど、自分に求められたことがとても嬉しかったのだ。
二学期は生徒会で自分に割り当てられた仕事があって、自分の居場所を感じることができた。