光のもとでⅠ
初めてこの部屋で休んだとき、起き抜けにお茶を淹れてくれたのは秋斗さんだった。
私は仕事場で休ませてもらったうえにお茶まで淹れていただいて、居たたまれない状況で縮こまってお茶を飲んでいたら、
「じゃ、次からは翠葉ちゃんが淹れてくれる?」
と、提案してくれたのだ。
それがきっかけで、私がお茶を淹れるようになった。
時間を気にする私に秋斗さんが声をかけてくれるのもいつものこと。
「あと十分。まだ大丈夫だよ。……ここに居づらい?」
「いえ、そういうことではなくて……」
「自分だけ休憩時間が長くて気が引ける?」
秋斗さんに促されてスツールに腰掛けると、真正面に座る秋斗さんに覗き込まれるように尋ねられた。
私は仕事場で休ませてもらったうえにお茶まで淹れていただいて、居たたまれない状況で縮こまってお茶を飲んでいたら、
「じゃ、次からは翠葉ちゃんが淹れてくれる?」
と、提案してくれたのだ。
それがきっかけで、私がお茶を淹れるようになった。
時間を気にする私に秋斗さんが声をかけてくれるのもいつものこと。
「あと十分。まだ大丈夫だよ。……ここに居づらい?」
「いえ、そういうことではなくて……」
「自分だけ休憩時間が長くて気が引ける?」
秋斗さんに促されてスツールに腰掛けると、真正面に座る秋斗さんに覗き込まれるように尋ねられた。