光のもとでⅠ
「翠葉?」
「秋斗さんが目の前にいるとドキドキする。どうしたらいいのかわからなくなる」
「うん」
「ツカサと手をつなぐとすごく安心するのに、秋斗さんだとドキドキして思考停止しそうになる」
「うん」
「海斗くんはそのどちらでもなくて――男子だなって思ったの」
「うん」
「何が違うのかな……」
海斗くんを見上げると、つないでいた手を放して頭に手を置かれた。
「急がなくてもいいんでない? 何が違うのか、自然と――いつか気づくよ」
「本当?」
「たぶん」
海斗くんはにっ、と笑ってもう一度手をつなぎ、「戻ろう!」と手を引いてくれた。
「うん。話、聞いてくれてありがとう」
「いいえ、そんな相談なら二十四時間承ります!」
「……ありがとう」
「秋斗さんが目の前にいるとドキドキする。どうしたらいいのかわからなくなる」
「うん」
「ツカサと手をつなぐとすごく安心するのに、秋斗さんだとドキドキして思考停止しそうになる」
「うん」
「海斗くんはそのどちらでもなくて――男子だなって思ったの」
「うん」
「何が違うのかな……」
海斗くんを見上げると、つないでいた手を放して頭に手を置かれた。
「急がなくてもいいんでない? 何が違うのか、自然と――いつか気づくよ」
「本当?」
「たぶん」
海斗くんはにっ、と笑ってもう一度手をつなぎ、「戻ろう!」と手を引いてくれた。
「うん。話、聞いてくれてありがとう」
「いいえ、そんな相談なら二十四時間承ります!」
「……ありがとう」