光のもとでⅠ
「まっちゃーん!」
嵐子先輩がカーテンの外に向かって声を発すると、
「ほい、呼ばれた!」
メガネをかけた女の子が首から先だけカーテンの中へ入ってきた。
「翠葉、靴なしになった。裸足だからアンクレットくらいは欲しい。あと、ブレスレットも追加オーダー。なるべくシンプルなやつ」
「あぁ、なるほど。アクセ部門に連絡っと……。その前に姫の手首と足首――うわ、ほっそ……。うん、了解した」
手芸部にアクセ部門なんてあったかな、と考えていると、
「確かに細いわ……」
嵐子先輩が足首にメジャーを巻きつけていた。
衣装合わせが済んで制服に着替えた桃華さんが、
「手首なんて私の親指と人差し指で余裕で掴めますからね」
言いながら軽く手首を掴まれる。
嵐子先輩がカーテンの外に向かって声を発すると、
「ほい、呼ばれた!」
メガネをかけた女の子が首から先だけカーテンの中へ入ってきた。
「翠葉、靴なしになった。裸足だからアンクレットくらいは欲しい。あと、ブレスレットも追加オーダー。なるべくシンプルなやつ」
「あぁ、なるほど。アクセ部門に連絡っと……。その前に姫の手首と足首――うわ、ほっそ……。うん、了解した」
手芸部にアクセ部門なんてあったかな、と考えていると、
「確かに細いわ……」
嵐子先輩が足首にメジャーを巻きつけていた。
衣装合わせが済んで制服に着替えた桃華さんが、
「手首なんて私の親指と人差し指で余裕で掴めますからね」
言いながら軽く手首を掴まれる。