光のもとでⅠ
ここ図書室では、ライブで歌われる音楽が随時流れているため、私もだいたいの曲は覚えた。
ツカサの歌う曲と私の歌う曲、そして表向き伏せられている曲は流れない。
正しく言うなら、私とツカサは辞退したのだ。
なんだか自分と似た声の歌が流れるのは落ち着かなくて……。
一方、ツカサがどうして辞退したのかは謎。
「司はこれどうするつもりかなぁ……。何か考え聞いてる?」
「いえ」
優太先輩は時間を気にしつつもノートパソコンのディスプレイを睨んでいる。
それは使途不明金未遂の寄せ集め。
寄せ集めとはいってもかなりの金額だ。
「先輩、それなんですけど……」
「ん?」
「このお祭りの運営執行部はここですよね?」
「うん、そうだね」
ツカサの歌う曲と私の歌う曲、そして表向き伏せられている曲は流れない。
正しく言うなら、私とツカサは辞退したのだ。
なんだか自分と似た声の歌が流れるのは落ち着かなくて……。
一方、ツカサがどうして辞退したのかは謎。
「司はこれどうするつもりかなぁ……。何か考え聞いてる?」
「いえ」
優太先輩は時間を気にしつつもノートパソコンのディスプレイを睨んでいる。
それは使途不明金未遂の寄せ集め。
寄せ集めとはいってもかなりの金額だ。
「先輩、それなんですけど……」
「ん?」
「このお祭りの運営執行部はここですよね?」
「うん、そうだね」