光のもとでⅠ
「良かった……」
ツカサはすぐそこにいるけれど、私の手はとんぼ玉を探しに行く。
指先にひんやりとした感触を得ると、次のものを探し始める。
それは携帯。
別に今すぐ必要なわけじゃない。
でも、傍らにないと少し落ち着かない。
入院中に身についてしまった依存症――。
「次は何……」
思い切り呆れたふうのツカサに携帯がないと言うと、ソファの手すり近くにいた秋斗さんが教えてくれる。
「携帯はダイニングテーブルの上」
どうやら、私はお茶を飲んだときに携帯をテーブルに置いたようだった。
ダイニングテーブルを振り返ってさっきの出来事がよみがえる。
「わ――」
思い切り赤面している自覚があるだけに、恥ずかしくて隠れたい衝動に駆られる。
ツカサはすぐそこにいるけれど、私の手はとんぼ玉を探しに行く。
指先にひんやりとした感触を得ると、次のものを探し始める。
それは携帯。
別に今すぐ必要なわけじゃない。
でも、傍らにないと少し落ち着かない。
入院中に身についてしまった依存症――。
「次は何……」
思い切り呆れたふうのツカサに携帯がないと言うと、ソファの手すり近くにいた秋斗さんが教えてくれる。
「携帯はダイニングテーブルの上」
どうやら、私はお茶を飲んだときに携帯をテーブルに置いたようだった。
ダイニングテーブルを振り返ってさっきの出来事がよみがえる。
「わ――」
思い切り赤面している自覚があるだけに、恥ずかしくて隠れたい衝動に駆られる。