光のもとでⅠ
……美乃里ちゃんだったらポケットにコンパクトミラーを入れて持ち歩いてるんだろうな。
そう思うと、自分の女子力の低さを感じずにはいられなかった。
ないものはないのだから仕方ない――諦めて顔を上げたとき、簡易キッチンに備え付けられているカップボードのガラス戸に自分が映った。
あ……気にするほど目は腫れてないかも?
そんなことにほっとしてテーブルの携帯に視線を向けると、携帯の下に「起案書」と書かれたプリントが置かれていた。
秋斗さん、本当に用意してくれたんだ……。
「秋斗さん、これ、ありがとうございますっ」
秋斗さんを振り返ってお礼を言うと、「どういたしまして」とにこやかな笑顔が返ってきた。
「あとで生徒会のメールアドレスに添付ファイルで送っておく。俺が学生時代に作ったフォーマットよりはいいんじゃない?」
秋斗さんはツカサに向かってそう言った。
そう思うと、自分の女子力の低さを感じずにはいられなかった。
ないものはないのだから仕方ない――諦めて顔を上げたとき、簡易キッチンに備え付けられているカップボードのガラス戸に自分が映った。
あ……気にするほど目は腫れてないかも?
そんなことにほっとしてテーブルの携帯に視線を向けると、携帯の下に「起案書」と書かれたプリントが置かれていた。
秋斗さん、本当に用意してくれたんだ……。
「秋斗さん、これ、ありがとうございますっ」
秋斗さんを振り返ってお礼を言うと、「どういたしまして」とにこやかな笑顔が返ってきた。
「あとで生徒会のメールアドレスに添付ファイルで送っておく。俺が学生時代に作ったフォーマットよりはいいんじゃない?」
秋斗さんはツカサに向かってそう言った。