光のもとでⅠ
……ということは、今使っている文書関連のフォーマットは全部秋斗さんが学生のときに作ったのもなのだろうか。
あれこれ考えているとインターホンが鳴った。
『茜です。プリンタのインクを取りにきました』
ロックが解除されると茜先輩が入ってくる。
「茜先輩、すみません……」
ただでさえ人よりも長い休憩時間をいただいているのに、そのうえ三十分も超過だなんて……。
「本当にごめんなさい……。携帯のアラームセットするの忘れてしまいました」
ごめんなさいごめんなさい――。
「いーよいーよ! 実は、もう三十分寝かせてあげてって言ったのは私だから。勝手にごめんね。でも、翠葉ちゃんはいっぱい計算してくれるからね」
茜先輩に優しく抱きしめられると、ふわり、と甘いお菓子のような匂いがした。
あれこれ考えているとインターホンが鳴った。
『茜です。プリンタのインクを取りにきました』
ロックが解除されると茜先輩が入ってくる。
「茜先輩、すみません……」
ただでさえ人よりも長い休憩時間をいただいているのに、そのうえ三十分も超過だなんて……。
「本当にごめんなさい……。携帯のアラームセットするの忘れてしまいました」
ごめんなさいごめんなさい――。
「いーよいーよ! 実は、もう三十分寝かせてあげてって言ったのは私だから。勝手にごめんね。でも、翠葉ちゃんはいっぱい計算してくれるからね」
茜先輩に優しく抱きしめられると、ふわり、と甘いお菓子のような匂いがした。