光のもとでⅠ
19
今日の見回りは海斗くんたちの日で、私は七時半ギリギリまで起案書を作成することができた。
一応形にはなったと思う。
それをツカサに提出したときには七時半を回っていて、「家に帰ったら確認する」とツカサはクリアケースに入れてかばんにしまった。
そのとき、自分の携帯が震えた。
誰……?
「あ――」
ディスプレイには唯兄の二文字。
今日は唯兄が帰ってくる日だったのだ。
慌てて通話ボタンを押す。
「唯兄っ!?」
我ながらひどい出方だったと思う。
でも、通話相手はちゃんと唯兄だった。
一応形にはなったと思う。
それをツカサに提出したときには七時半を回っていて、「家に帰ったら確認する」とツカサはクリアケースに入れてかばんにしまった。
そのとき、自分の携帯が震えた。
誰……?
「あ――」
ディスプレイには唯兄の二文字。
今日は唯兄が帰ってくる日だったのだ。
慌てて通話ボタンを押す。
「唯兄っ!?」
我ながらひどい出方だったと思う。
でも、通話相手はちゃんと唯兄だった。