光のもとでⅠ
「おまえは夏休みの治療を全部無駄にしたいのか?」
「そんなつもりないっ」
「そんなもの飲み続けてたら、あっという間に逆戻りだ。今すぐやめろ。もう飲むな」
「でもっっっ」
「でもじゃねぇ……」
「……どうして――」
 だめだ……感情のままになんて話ちゃだめ。
 また私は泣きだして、何もかもが止らなくなる。
 そうではなく、きちんと話をしなくちゃいけない。
 ――だけど、もう遅かったみたい。
 言いたくない言葉が次から次へと口から出ていく。
「今日、日曜日なのに先生に呼ばれた理由ってこれなのっ!?」
「あぁ、そうだ」
 即答だった。
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