光のもとでⅠ
「バイタルが何かおかしかったからっ!? だからっっっ!?」
「そうだ。良かったな? それを付けてて」
「――もうやだっっっ、なんでもかんでも見られて知られていて、こんなの今すぐ外したいっっっ。今日、ここに呼ばれなかったら起案書だって最後まで作れたのにっっっ」
「ばかやろうっっっ、おまえは死にたいのかっ!?」
「死にたいわけないじゃないっ。死にたいわけじゃなくて、ただ、みんなと一緒に行動したいだけっっっ。目の前にあることをやりたいと思っちゃいけないっ!? それはそんなにいけないことなのっっっ!?」
 止まらなかった。
 止めることができなかった――。
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