光のもとでⅠ
「リィ、麺処唯芹亭は乾麺使用なので、その都度一本から茹でられるって知ってる?」
左のソファから唯兄に声をかけられた。
「……知らない」
「うん。まぁそういうことだから、スープは多めに作ってあるし、食べたくなったら食べられそうな分だけ茹でてあげるよ。食べられないときは回数重ねる努力をしよう? それから野菜のドロドロスープね」
「……うん。ありがとう」
「……それから、コレ」
トン、と音を立ててテーブルに置かれたのはキッチンに置いてあった瓶。
「信じてないわけじゃないよ。でも、目には毒だと思う。だから、キッチンからは下げるね」
「はい。……ごめんなさい――」
テーブルを前に、両脇のソファに座る兄ふたりに頭を下げた。
左のソファから唯兄に声をかけられた。
「……知らない」
「うん。まぁそういうことだから、スープは多めに作ってあるし、食べたくなったら食べられそうな分だけ茹でてあげるよ。食べられないときは回数重ねる努力をしよう? それから野菜のドロドロスープね」
「……うん。ありがとう」
「……それから、コレ」
トン、と音を立ててテーブルに置かれたのはキッチンに置いてあった瓶。
「信じてないわけじゃないよ。でも、目には毒だと思う。だから、キッチンからは下げるね」
「はい。……ごめんなさい――」
テーブルを前に、両脇のソファに座る兄ふたりに頭を下げた。