光のもとでⅠ
「あの男も周りのメンバーも、会計の九十パーセント近い仕事を翠葉に振ったのよ?」
ちょっと目が釣りあがり気味の桃華さんを見てクスクスと笑う。
「うん。分量的には本当に容赦ない。だってね、あれだけの分量があるにも関わらず、一日にやっていい作業時間は一時間半って制限されているんだもの」
桃華さんが絶句する。
「嘘じゃないよ? 十時半までしかリトルバンクへのアクセスはできないし、アクセスしてから一時間半経つと、強制的に締め出されちゃうの」
桃華さんは目を白黒とさせている。
「あれ? このことって知られてないのかな……?」
「聞いてないわよ」
ならば……と思い、昨夜の警報音の出来事を話すと、
「あの男のやりそうなことよね」
と吐き捨てた。
ちょっと目が釣りあがり気味の桃華さんを見てクスクスと笑う。
「うん。分量的には本当に容赦ない。だってね、あれだけの分量があるにも関わらず、一日にやっていい作業時間は一時間半って制限されているんだもの」
桃華さんが絶句する。
「嘘じゃないよ? 十時半までしかリトルバンクへのアクセスはできないし、アクセスしてから一時間半経つと、強制的に締め出されちゃうの」
桃華さんは目を白黒とさせている。
「あれ? このことって知られてないのかな……?」
「聞いてないわよ」
ならば……と思い、昨夜の警報音の出来事を話すと、
「あの男のやりそうなことよね」
と吐き捨てた。