光のもとでⅠ
「そう、これ……。翠にはこっちが合ってると思うけど?」
ボトルをテーブルに置き、申請書などに目を通し始めた。
心がそわそわした。
確かな形は見えないけれど、それが「嬉しい」という気持ちであることはわかる。
自分の好きな香りが合ってると言われたことが嬉しかったのかな。
秋斗さんからいただいた香水も好きだけれど、記憶にある香りはこの香水そのものの香りではない。
本当に好きな香りは秋斗さんがつけていないと香らない。
自分がつけても、唯兄と蒼兄につけてもらっても、秋斗さんと同じ香りにはならなかった。
ツカサの言葉が嬉しかったから、そのボトルはしまわずに秋斗さんからいただいた香水の隣に並べた。
あれ……?
前にも――前にも誰かに同じようなことを言われた気がする。
それはいつどこで……誰に言われたの?
ボトルをテーブルに置き、申請書などに目を通し始めた。
心がそわそわした。
確かな形は見えないけれど、それが「嬉しい」という気持ちであることはわかる。
自分の好きな香りが合ってると言われたことが嬉しかったのかな。
秋斗さんからいただいた香水も好きだけれど、記憶にある香りはこの香水そのものの香りではない。
本当に好きな香りは秋斗さんがつけていないと香らない。
自分がつけても、唯兄と蒼兄につけてもらっても、秋斗さんと同じ香りにはならなかった。
ツカサの言葉が嬉しかったから、そのボトルはしまわずに秋斗さんからいただいた香水の隣に並べた。
あれ……?
前にも――前にも誰かに同じようなことを言われた気がする。
それはいつどこで……誰に言われたの?