光のもとでⅠ
「誰かと一緒にキッチンに立つのって、この家にきてから俺の一スタイルなんだよね」
にこりと笑えば唯兄のKO勝ち。
お弁当はお母さんと唯兄が交代で作ってくれている。
小さなお弁当箱だから詰めるのが大変なのに、それでも品数多く詰めてくれていた。
そのほかにも小さなサーモスタンブラーに野菜のドロドロスープ付き。
どうしても食べられないときはスープだけでも飲むように、と。
優しさが端々に感じられて嬉しかった。
申し訳ない、ではなく、幸せだと思えた。
栞さんがゲストルームへ来る回数は減ったけれど、夕飯はお母さんと一緒に作って夜は一緒に食べる。
そんな日々が続いていた。
病院の日はお母さんが送迎をしてくれ、歌合せの日は唯兄が迎えにきてくれる。
朝は相変わらず蒼兄と一緒に車での登校。
にこりと笑えば唯兄のKO勝ち。
お弁当はお母さんと唯兄が交代で作ってくれている。
小さなお弁当箱だから詰めるのが大変なのに、それでも品数多く詰めてくれていた。
そのほかにも小さなサーモスタンブラーに野菜のドロドロスープ付き。
どうしても食べられないときはスープだけでも飲むように、と。
優しさが端々に感じられて嬉しかった。
申し訳ない、ではなく、幸せだと思えた。
栞さんがゲストルームへ来る回数は減ったけれど、夕飯はお母さんと一緒に作って夜は一緒に食べる。
そんな日々が続いていた。
病院の日はお母さんが送迎をしてくれ、歌合せの日は唯兄が迎えにきてくれる。
朝は相変わらず蒼兄と一緒に車での登校。