光のもとでⅠ
香月さんのクラスは一年G組だから、一、二年棟の一番端のクラス。
桜林館側から野球場の方へ向かって歩く。
ふたり並んで廊下を歩いているときは普通にその再申請と思われることの話をしていた。
でも、後者の突き当たりにある教室、一年G組手前の階段を下り始めたときにに「あれ?」と思った。
「クラス、この先ですよね……?」
「外で作業してるからこっちでいいの」
その結果が小体育館の裏、という場所であの話。
野球場と小体育館の間を歩いているときにはおかしいことには気づいていた。
でも、話は聞いたほうがいいのだろうと思ったから何も言わずについていった。
「前に香月さんって生徒会の会計をやってたことがあるからちょっと心配で……」
飛鳥ちゃんの言う「心配」の意味はわかる。
今、そういう話をしてきたばかりなのだから。
こういうとき、どう答えるべきなんだろう……。
桜林館側から野球場の方へ向かって歩く。
ふたり並んで廊下を歩いているときは普通にその再申請と思われることの話をしていた。
でも、後者の突き当たりにある教室、一年G組手前の階段を下り始めたときにに「あれ?」と思った。
「クラス、この先ですよね……?」
「外で作業してるからこっちでいいの」
その結果が小体育館の裏、という場所であの話。
野球場と小体育館の間を歩いているときにはおかしいことには気づいていた。
でも、話は聞いたほうがいいのだろうと思ったから何も言わずについていった。
「前に香月さんって生徒会の会計をやってたことがあるからちょっと心配で……」
飛鳥ちゃんの言う「心配」の意味はわかる。
今、そういう話をしてきたばかりなのだから。
こういうとき、どう答えるべきなんだろう……。