光のもとでⅠ
39
お風呂から上がる頃にはすっかり気持ちの切り替えが済んでいた。
お風呂から上がったことをお母さんたちに伝え、自室に戻ってドレッサーの前に座る。
顔に化粧水をつけて、ペチ、と軽く頬を叩き、鏡の中の自分に「負けるな」と言い聞かせた。
「髪の毛を乾かしたら九時半……」
サイドテーブルに置いてある時計を確認してから髪の毛を乾かし始め、最後に柘植櫛で髪の毛を梳いたら完了。
すぐにローテーブルに向かい黒いノートパソコンを立ち上げた。
パソコンの横にはファックス用紙が置いてある。
私の代わりに唯兄が取りに行ってくれたそれは、いつもと変わらず容赦ない枚数。
枚数、というよりは束……。
そのボリュームに一瞬思考停止しそうになる。
でも、これでいい。
こうでなくちゃだめ――。
お風呂から上がったことをお母さんたちに伝え、自室に戻ってドレッサーの前に座る。
顔に化粧水をつけて、ペチ、と軽く頬を叩き、鏡の中の自分に「負けるな」と言い聞かせた。
「髪の毛を乾かしたら九時半……」
サイドテーブルに置いてある時計を確認してから髪の毛を乾かし始め、最後に柘植櫛で髪の毛を梳いたら完了。
すぐにローテーブルに向かい黒いノートパソコンを立ち上げた。
パソコンの横にはファックス用紙が置いてある。
私の代わりに唯兄が取りに行ってくれたそれは、いつもと変わらず容赦ない枚数。
枚数、というよりは束……。
そのボリュームに一瞬思考停止しそうになる。
でも、これでいい。
こうでなくちゃだめ――。