光のもとでⅠ
胸元に引き寄せたファックス用紙を見たまま口にした言葉を、今度はツカサの目を見て言った。
「私、辞めたくないの。だから、辞めない。続ける。……正直、あの規約が特別じゃないとは思えない。それでも、規約扱いになるのなら、それに甘える。どれだけ仕事を振られても、全部こなすし自分が手をつけたものには責任をもつ。それができたら――そしたら、自分の自信にもつながる気がするから」
ツカサは口端を上げ、
「いいんじゃない? ……だからといって、制限時間を解除するつもりはないけど」
ツカサは自分のパソコンに視線を移す。
「だから、何やってるのっ!?」
ツカサのパソコンを覗き込むとエクセルが立ち上がっていた。
しかも、会計で使っているデータが反映されているエクセルだ。
「私、辞めたくないの。だから、辞めない。続ける。……正直、あの規約が特別じゃないとは思えない。それでも、規約扱いになるのなら、それに甘える。どれだけ仕事を振られても、全部こなすし自分が手をつけたものには責任をもつ。それができたら――そしたら、自分の自信にもつながる気がするから」
ツカサは口端を上げ、
「いいんじゃない? ……だからといって、制限時間を解除するつもりはないけど」
ツカサは自分のパソコンに視線を移す。
「だから、何やってるのっ!?」
ツカサのパソコンを覗き込むとエクセルが立ち上がっていた。
しかも、会計で使っているデータが反映されているエクセルだ。