光のもとでⅠ
ツカサを追い出すことには成功したけれど、今度は違うものが浮上した。
全部やりたい――全部、全部……。
生徒会に残る道は作ってもらえても、生徒会に残り続けるためには成績をキープしなくてはいけない。
仕事がクリアできるか以前に勉強をがんばらないと……。
成績が落ちたら強制的に除外される。
そんな形で脱会するのはもっと嫌――。
「今度は何?」
その声にはっとして顔を上げる。
「だからさ、同じ部屋に自分以外の人間がいること忘れないでほしいんだけど……」
「ごめん」
今日、二度目だ。
しかもこの短時間で……。
「わからないところ、教えてね……。成績だけはどうしても落としたくないから」
「そんな手伝いならいくらでも? ただし、容赦手加減一切しないけど」
口端を上げて言う様がとてもツカサらしいと思った。
全部やりたい――全部、全部……。
生徒会に残る道は作ってもらえても、生徒会に残り続けるためには成績をキープしなくてはいけない。
仕事がクリアできるか以前に勉強をがんばらないと……。
成績が落ちたら強制的に除外される。
そんな形で脱会するのはもっと嫌――。
「今度は何?」
その声にはっとして顔を上げる。
「だからさ、同じ部屋に自分以外の人間がいること忘れないでほしいんだけど……」
「ごめん」
今日、二度目だ。
しかもこの短時間で……。
「わからないところ、教えてね……。成績だけはどうしても落としたくないから」
「そんな手伝いならいくらでも? ただし、容赦手加減一切しないけど」
口端を上げて言う様がとてもツカサらしいと思った。