光のもとでⅠ
「え……? もしかして、桃華さんが会計を引き継いだの?」
「使える人間がまだ生徒会にいるなら再選出する必要はないって司が言い切って、まんまと桃華がやらされてたよ」
海斗くんが苦笑して言う。
「あのときの桃華の不機嫌ぷりったらそうそうなかったよねぇ」
飛鳥ちゃんも顔を歪めて笑った。
「香月さんはさ、書記担当だった文系の桃華に会計を引き継がれたのが悔しくて、さらには藤宮先輩に認めてもらえている桃華が羨ましくて、今でもすれ違えば嫌な視線を向けてくる。だから心配だったんだ」
そう言う飛鳥ちゃんは少し寂しそうな顔で私を見た。
「昨日はごめんね。ちゃんと話せなくて」
「ううん、今話してくれたからいい。それに、翠葉のことを全部話せって言ってるわけじゃないし……」
「使える人間がまだ生徒会にいるなら再選出する必要はないって司が言い切って、まんまと桃華がやらされてたよ」
海斗くんが苦笑して言う。
「あのときの桃華の不機嫌ぷりったらそうそうなかったよねぇ」
飛鳥ちゃんも顔を歪めて笑った。
「香月さんはさ、書記担当だった文系の桃華に会計を引き継がれたのが悔しくて、さらには藤宮先輩に認めてもらえている桃華が羨ましくて、今でもすれ違えば嫌な視線を向けてくる。だから心配だったんだ」
そう言う飛鳥ちゃんは少し寂しそうな顔で私を見た。
「昨日はごめんね。ちゃんと話せなくて」
「ううん、今話してくれたからいい。それに、翠葉のことを全部話せって言ってるわけじゃないし……」