光のもとでⅠ
42
文化祭前日の今日は、ライブリハーサルの日。
「翠葉ちゃん、声出るようになったね」
「本当ですかっ!?」
茜先輩に言われた一言が嬉しくて、つい大きな声で訊き返してしまう。
「うん! 『Birthday』を初めて合わせたあとくらいから、ずいぶんと変わったよ」
にこにこと笑う茜先輩に言われると、もっともっと嬉しくなる。
ミキシング担当の人からも同じようなことを言われたばかりで、胸を撫で下ろすくらいにはほっとした。
初めて「Birthday」の歌合せをした日、奏者との顔合わせで声が震えるほど緊張していた。
そんな私に、一緒にステージに立ってくれる先輩たちがかけてくれた言葉はどれもあたたかいものだった。
「翠葉ちゃん、声出るようになったね」
「本当ですかっ!?」
茜先輩に言われた一言が嬉しくて、つい大きな声で訊き返してしまう。
「うん! 『Birthday』を初めて合わせたあとくらいから、ずいぶんと変わったよ」
にこにこと笑う茜先輩に言われると、もっともっと嬉しくなる。
ミキシング担当の人からも同じようなことを言われたばかりで、胸を撫で下ろすくらいにはほっとした。
初めて「Birthday」の歌合せをした日、奏者との顔合わせで声が震えるほど緊張していた。
そんな私に、一緒にステージに立ってくれる先輩たちがかけてくれた言葉はどれもあたたかいものだった。