光のもとでⅠ
「翠葉ちゃんには私と高崎くんがつきます!」
笑顔で教えてくれたのは香乃子ちゃんだった。
空太くんとふたり揃って「よろしく」と言われた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「うんうん、ちゃんと俺らが誘導するから任せて!」
空太くんがポン、と胸を叩いた。
「何かアクシデントがあっても、どちらかひとりは翠葉ちゃんにつくことになってるから」
と、香乃子ちゃんがにこりと笑う。
知らない人に対しても、だいぶ普通に接することができるようになってきたとは思う。
でも、やっぱり知っている人がついてくれるほうが心強い。
このあたりは実行委員の配慮かもしれないと薄々気づきつつ、その配慮がとても嬉しく思えた。
笑顔で教えてくれたのは香乃子ちゃんだった。
空太くんとふたり揃って「よろしく」と言われた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「うんうん、ちゃんと俺らが誘導するから任せて!」
空太くんがポン、と胸を叩いた。
「何かアクシデントがあっても、どちらかひとりは翠葉ちゃんにつくことになってるから」
と、香乃子ちゃんがにこりと笑う。
知らない人に対しても、だいぶ普通に接することができるようになってきたとは思う。
でも、やっぱり知っている人がついてくれるほうが心強い。
このあたりは実行委員の配慮かもしれないと薄々気づきつつ、その配慮がとても嬉しく思えた。