光のもとでⅠ
ミュージックプレーヤーを持って入ったものの、結局湯船に浸かれたのは十分もなかった。
それでも久しぶりに湯船に浸かり、ゆったりとした時間を過ごしたと思う。
お風呂から上がると、蒼兄も唯兄も帰ってきていた。
「おかえりなさい」だけを伝え、私は自室で髪の毛を乾かしていた。
その途中、携帯がオルゴールの曲を奏でだす。
曲が「いつか王子様が」だからツカサ。
ツカサの着信は、メールも電話着信もこの曲にしてある。
「はい」
『何かしてた?』
「髪の毛乾かしてた」
『そう』
「ツカサは? 会計の話? それとも別の連絡網?」
何か変更があれば、私にはツカサから連絡が入ることになっている。
それでも久しぶりに湯船に浸かり、ゆったりとした時間を過ごしたと思う。
お風呂から上がると、蒼兄も唯兄も帰ってきていた。
「おかえりなさい」だけを伝え、私は自室で髪の毛を乾かしていた。
その途中、携帯がオルゴールの曲を奏でだす。
曲が「いつか王子様が」だからツカサ。
ツカサの着信は、メールも電話着信もこの曲にしてある。
「はい」
『何かしてた?』
「髪の毛乾かしてた」
『そう』
「ツカサは? 会計の話? それとも別の連絡網?」
何か変更があれば、私にはツカサから連絡が入ることになっている。