光のもとでⅠ
 この要領でAクラスからDクラスまでのクラス分けが行われ、EFGクラスは文理系。
 文系理系が一緒のクラスになると、理系科目文系科目の授業の際にはAB、CDクラスが合同授業となり、授業のたびに隣のクラスへ移動することになる。
 その手間が面倒という声は常に挙がるものの、ほかのクラスの人間との交流には一役買っているようだ。
 ただ、中には変わり者もいる。
 どう考えても文系の頭だが理系を選択していたり、理系の頭だが文系を選択している人間。
 この場合、理系で上位にいたとしても文系での順位が中間にあると、AクラスにもBクラスにも入ることができず、Cクラスとなる。
 それのいい例が朝陽だ。
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