光のもとでⅠ
「ただ、君と話す時間が欲しくて、君の声が聞きたくて、俺は君が話す内容がなんであってもかまわないみたいなんだよね。こう言うとひどいことを言っているかもしれないけれど、それが今みたいに君が泣いてしまうような内容であっても、さっき入ってきたばかりの嬉しいっていう内容であっても、俺にはなんの差もないんだ」
ちゃんと意味が伝わっていないのか、しだいに彼女は首を傾げ出す。
「俺には君が必要ってこと。会話の内容がどうとかそういうことじゃなくて、君と過ごす時間が必要。君という存在が必要なだけで、会話にいたっては内容がなんであってもかまわない。どんな些細なことでも天気の話でも『特別』に思える」
君は「好き」という言葉より「必要」という言葉が欲しいんだよね?
なら、俺はそのどちらもあげるよ。
「翠葉ちゃんが、好きだよ。君がいないと俺はすごく不安になるんだよね。それは君の体調が心配とかそういうことじゃなくて、俺の心が不安定になる。……意味、わかる?」
傾げていた首を正規の位置へ戻し、数秒後、真っ赤な顔でコクコクと首を縦に振った。
ちゃんと意味が伝わっていないのか、しだいに彼女は首を傾げ出す。
「俺には君が必要ってこと。会話の内容がどうとかそういうことじゃなくて、君と過ごす時間が必要。君という存在が必要なだけで、会話にいたっては内容がなんであってもかまわない。どんな些細なことでも天気の話でも『特別』に思える」
君は「好き」という言葉より「必要」という言葉が欲しいんだよね?
なら、俺はそのどちらもあげるよ。
「翠葉ちゃんが、好きだよ。君がいないと俺はすごく不安になるんだよね。それは君の体調が心配とかそういうことじゃなくて、俺の心が不安定になる。……意味、わかる?」
傾げていた首を正規の位置へ戻し、数秒後、真っ赤な顔でコクコクと首を縦に振った。