光のもとでⅠ
18 Side Akito 02話
「あーーー! すっきりしたっ! こんなこと友達になんて話せないし、大人なんて信用できないし」
それ、俺はどこに属してることになるのかな。
でも……。
「自分と好きな人を信用できるなら大したものじゃないかな」
本音だった。
俺は自分しか信じていなかったから。
もしかしたら、自分のことだって信じてはいなかったかもしれない。
「私は自分しか信じない」
一点を見つめ、無表情になる彼女。
「そう? だって、猿――いや、加納家の久が好きなんでしょ?」
「秋斗先生、私の中で好きと信じるはイコールじゃないの。そんなおめでたい人間じゃないわ」
そんな言葉を口にしつつもにこりと笑う。
それ、俺はどこに属してることになるのかな。
でも……。
「自分と好きな人を信用できるなら大したものじゃないかな」
本音だった。
俺は自分しか信じていなかったから。
もしかしたら、自分のことだって信じてはいなかったかもしれない。
「私は自分しか信じない」
一点を見つめ、無表情になる彼女。
「そう? だって、猿――いや、加納家の久が好きなんでしょ?」
「秋斗先生、私の中で好きと信じるはイコールじゃないの。そんなおめでたい人間じゃないわ」
そんな言葉を口にしつつもにこりと笑う。