光のもとでⅠ
「うちの司は知ってるよね?」
「もちろんよ。冷酷無慈悲の孤高の王子。頭はいいし仕事もできるけどそれだけね。顔と頭がいいだけのつまらない人間。なんであんなのが人気あるんだか」
ははは……。
ま、通り名はそんなところだろうとは思っていたけれど、せめて「冷酷」ではなく「冷徹」と言われるようになろうか、司。
恐れられているだけじゃ動かせない人間もいる。
懐柔策もきっちり教えたはずだけど、まだまだか。
つまらない人間というところは俺にも通じるものがあるからノーコメント。
「中等部の生徒会に入ってすぐ提案したもの、なんだと思う? バレンタインの撤廃、もしくはロッカーと下駄箱に鍵を付け、プライバシーの保護を求めたい、よ?」
くっ、そんなの初耳。
「もちろんよ。冷酷無慈悲の孤高の王子。頭はいいし仕事もできるけどそれだけね。顔と頭がいいだけのつまらない人間。なんであんなのが人気あるんだか」
ははは……。
ま、通り名はそんなところだろうとは思っていたけれど、せめて「冷酷」ではなく「冷徹」と言われるようになろうか、司。
恐れられているだけじゃ動かせない人間もいる。
懐柔策もきっちり教えたはずだけど、まだまだか。
つまらない人間というところは俺にも通じるものがあるからノーコメント。
「中等部の生徒会に入ってすぐ提案したもの、なんだと思う? バレンタインの撤廃、もしくはロッカーと下駄箱に鍵を付け、プライバシーの保護を求めたい、よ?」
くっ、そんなの初耳。