光のもとでⅠ
想像ができなくないだけに笑いが止まらなくなりそうだ。
俺の学生時代にもロッカーの鍵というのは何度か取り上げられ、実行に移したら鍵を使わない生徒が大半で、さらには鍵を紛失するということが多発したことから撤廃になった。
「でも、あれは意外と信用できる人間だよ」
「どこがっ!?」
そうだね、あいつも自分のことを話す人間ではないし、率先して人と関わりを持つ人間でもない。
中身を知らなければわからないだろう。
でも、君は好きと信用は違うと言った。
ならば、信用できる人間であれば相手を嫌いでもかまわないはず。
君が欲しいのは吐き出し場所であって、安らぎを求めているわけではない。
そして、吐き出す内容的に同世代の人間では役不足。
好きな人にも言えなければ、大人など信じるに値しない。
俺の学生時代にもロッカーの鍵というのは何度か取り上げられ、実行に移したら鍵を使わない生徒が大半で、さらには鍵を紛失するということが多発したことから撤廃になった。
「でも、あれは意外と信用できる人間だよ」
「どこがっ!?」
そうだね、あいつも自分のことを話す人間ではないし、率先して人と関わりを持つ人間でもない。
中身を知らなければわからないだろう。
でも、君は好きと信用は違うと言った。
ならば、信用できる人間であれば相手を嫌いでもかまわないはず。
君が欲しいのは吐き出し場所であって、安らぎを求めているわけではない。
そして、吐き出す内容的に同世代の人間では役不足。
好きな人にも言えなければ、大人など信じるに値しない。