光のもとでⅠ
「へぇ……八月からお得意さんにはDMが配信されるんだ。十月には紙面広告が出て十一月からCMね。で、十二月にはプレパーティーか。これじゃ碧さんも零樹さんも家に帰れないわけだ」
「御園生夫婦と面識あるんですか?」
御園生夫妻はその建物の建築やインテリア部門で活躍している。
ふたりとも仕事にかける情熱は計り知れなくて、すごく容赦のない人たちにも関わらず、周りが一丸となって進んでいるというプロジェクトチーム。裏では特攻Aチームなどと呼ばれている。
「お姫様のご両親ですからね。ま、これはこれで楽しみか……。あ、ってことはこっちにも仕事が振られるのか?」
「今、蔵元さんが交通整理してるのってそのあたりの仕事だと思うのですが……」
「またセキュリティ関連の開発かなぁ……」
面倒臭そうに話す上司に、
「夜、女でも引っ掛けに行きますか?」
言うと、「やめとく」とすぐに返事があった。
はっ!?
「俺、今のところは彼女一筋だから。彼女以外の女とは一切やるつもりない」
どこか自嘲気味に笑った。
「御園生夫婦と面識あるんですか?」
御園生夫妻はその建物の建築やインテリア部門で活躍している。
ふたりとも仕事にかける情熱は計り知れなくて、すごく容赦のない人たちにも関わらず、周りが一丸となって進んでいるというプロジェクトチーム。裏では特攻Aチームなどと呼ばれている。
「お姫様のご両親ですからね。ま、これはこれで楽しみか……。あ、ってことはこっちにも仕事が振られるのか?」
「今、蔵元さんが交通整理してるのってそのあたりの仕事だと思うのですが……」
「またセキュリティ関連の開発かなぁ……」
面倒臭そうに話す上司に、
「夜、女でも引っ掛けに行きますか?」
言うと、「やめとく」とすぐに返事があった。
はっ!?
「俺、今のところは彼女一筋だから。彼女以外の女とは一切やるつもりない」
どこか自嘲気味に笑った。