光のもとでⅠ
秋斗さん、俺たちちょっと選択ミスったかもしれない。
リィの通院日、エレベーターを使用する際には必ず警備員が同乗するように指示を出していたのは秋斗さんだ。
その際には、ほかの人間が同乗しないように警備員が動いてくれていた。
もしリィが気づいていないとしたら、それほどにうまく誘導してくれていたのだろう。
「逢坂サンたち、まだ帰られてませんよね」
映像の確認をしていると、コンコン、とドアがノックされた。
「よろしいですか?」
藤守さんに了承を求められ、「自分はかまいません」と答える。
「入れ」
ガチャ、と音がして若い男が入ってきた。
リィの通院日、エレベーターを使用する際には必ず警備員が同乗するように指示を出していたのは秋斗さんだ。
その際には、ほかの人間が同乗しないように警備員が動いてくれていた。
もしリィが気づいていないとしたら、それほどにうまく誘導してくれていたのだろう。
「逢坂サンたち、まだ帰られてませんよね」
映像の確認をしていると、コンコン、とドアがノックされた。
「よろしいですか?」
藤守さんに了承を求められ、「自分はかまいません」と答える。
「入れ」
ガチャ、と音がして若い男が入ってきた。