光のもとでⅠ
『待てっていうのは、それを飲んでいるのを知っていながら黙って見てろってことですかっ!?』
 あんちゃんが噛み付いた。
 俺も、零樹さんから聞いていなかったらあんちゃんと同じようにここで噛み付いていたと思う。
 リィが飲んではいけないようなものをキッチンなんて目のつく場所に置いていた俺たちが悪い。
 でも、だからといって、あれはリィみたいな子が飲んでいいものでもない。
『悪いけど、俺も湊ちゃんも栞ちゃんも本意じゃないから。ストップをかけているのは相馬さんだから。それと、御園生夫妻はそれを了承した』
 相馬先生の考えも零樹さんから聞いたけれど、俺はそこに疑問があったりする。
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