光のもとでⅠ
「心不全で運ばれた」という連絡を受けたときのことを思い出して、二度と同じことが起きてほしくない、と心から願っている。
そうやってずっと、リィの側にいたのだから。
気持ちはわかる。
俺だって、何度もそんな連絡を受けては心臓が止まりそうな思いをしてきたんだ。
『蒼樹、最悪の事態にはならないための装置だ。そこは俺の作った装置と相馬さんの判断を信じてもらえないか?』
『…………』
『授業を受けている時間は湊ちゃんが必ず保健室にいる。午後からは俺が図書棟にいる。何があってもすぐに病院へ搬送できる状態で待機しているから』
待機しているから――だから、待ってほしい。
……秋斗さん、少し変わったかも。
この人、絶対に先陣切って止めたい人に変わりはないんだ。
けど、必死でそっち側の人間になったんだろうな。
そうやってずっと、リィの側にいたのだから。
気持ちはわかる。
俺だって、何度もそんな連絡を受けては心臓が止まりそうな思いをしてきたんだ。
『蒼樹、最悪の事態にはならないための装置だ。そこは俺の作った装置と相馬さんの判断を信じてもらえないか?』
『…………』
『授業を受けている時間は湊ちゃんが必ず保健室にいる。午後からは俺が図書棟にいる。何があってもすぐに病院へ搬送できる状態で待機しているから』
待機しているから――だから、待ってほしい。
……秋斗さん、少し変わったかも。
この人、絶対に先陣切って止めたい人に変わりはないんだ。
けど、必死でそっち側の人間になったんだろうな。