光のもとでⅠ
「第一面倒だ」
をぃ、と突っ込みたくはなったが、こっちのほうがよっぽど静らしくて頷ける。
「これからパーティーには湊を同伴させることになる。それに、どこの誰を呼んでどこの誰を呼ばないなど面倒な振り分けをしてられるか」
いや、もし披露宴をやることになったとしても、その面倒な作業をやる羽目になるのは澤村さんあたりだと思う……。
「金持ちなんだから全員呼んじゃえばいいだろ? そしたらお祝儀がっぽがっぽだよ。それにやるならウィステリアホテルを使うんだろうから収益還元になるじゃんか」
「ほぉ……零樹らしくない物言いだな」
「だって俺の話じゃないし。むしろ静らしいと思って口にしたんだけど?」
「……おまえがどんな目で俺を見ているのかがよくわかった」
にこりと微笑む親友が悪鬼にしか見えなかった俺の目は大丈夫だろうか……。
をぃ、と突っ込みたくはなったが、こっちのほうがよっぽど静らしくて頷ける。
「これからパーティーには湊を同伴させることになる。それに、どこの誰を呼んでどこの誰を呼ばないなど面倒な振り分けをしてられるか」
いや、もし披露宴をやることになったとしても、その面倒な作業をやる羽目になるのは澤村さんあたりだと思う……。
「金持ちなんだから全員呼んじゃえばいいだろ? そしたらお祝儀がっぽがっぽだよ。それにやるならウィステリアホテルを使うんだろうから収益還元になるじゃんか」
「ほぉ……零樹らしくない物言いだな」
「だって俺の話じゃないし。むしろ静らしいと思って口にしたんだけど?」
「……おまえがどんな目で俺を見ているのかがよくわかった」
にこりと微笑む親友が悪鬼にしか見えなかった俺の目は大丈夫だろうか……。