光のもとでⅠ
『じゃ、なんとかしてくれるってことで……。早い話、今の態勢じゃリィは生徒会を続けられない。学校の授業と生徒会を両立させるのは無理なんだ。だからどうにかしてほしい』
俺は間を開けずに返答することができなかった。相手も間をあけずに続きを話す。
『想像はできなくもないでしょ?』
――翠の容態を想像するな。
今はこの人の言っている意味を考えろ。
この人が要求しているもの――。
「それは、翠を生徒会から外せという話ではありませんよね」
『もちろん、そんなことで俺は動かないよ。動くどころか関わりたくもないね』
声は極めて明るく響く。
けれど、その端々に凄みのようなものが感じられた。
若槻さんの言葉で引っかかったものだけをふるいにかけろ。
俺は間を開けずに返答することができなかった。相手も間をあけずに続きを話す。
『想像はできなくもないでしょ?』
――翠の容態を想像するな。
今はこの人の言っている意味を考えろ。
この人が要求しているもの――。
「それは、翠を生徒会から外せという話ではありませんよね」
『もちろん、そんなことで俺は動かないよ。動くどころか関わりたくもないね』
声は極めて明るく響く。
けれど、その端々に凄みのようなものが感じられた。
若槻さんの言葉で引っかかったものだけをふるいにかけろ。