光のもとでⅠ
生徒会、実効委員、放送部、風紀委員、警備員、教師陣、それぞれが異なる周波数を使うことになっており、それらを統括するのは朝陽の仕事だ。
『一般席に関しては警備の人数を強化してある。ライブ中は携帯の電源を落とすようにアナウンスが流れることになっているはずだし、要注意人物にはマークがつくから撮影を許すようなことにはならないだろう。特殊なマイクロカメラの類は第一関門ですべて引っかかる。警戒はしているが、翠葉ちゃんの姿を見た人間は社長の血縁者というだけで、さほど重要なポストにいる人間ではない』
「そのほうが問題なんじゃないの?」
伝手や何かを求めるのは中途半端な立場の人間のほうが多い。
『ま、そこに関しては手抜かりなく警備するから心配しなくていい。ほかに気をつけなくちゃいけないことはわかっているな?』
……自分のこと、か。
『一般席に関しては警備の人数を強化してある。ライブ中は携帯の電源を落とすようにアナウンスが流れることになっているはずだし、要注意人物にはマークがつくから撮影を許すようなことにはならないだろう。特殊なマイクロカメラの類は第一関門ですべて引っかかる。警戒はしているが、翠葉ちゃんの姿を見た人間は社長の血縁者というだけで、さほど重要なポストにいる人間ではない』
「そのほうが問題なんじゃないの?」
伝手や何かを求めるのは中途半端な立場の人間のほうが多い。
『ま、そこに関しては手抜かりなく警備するから心配しなくていい。ほかに気をつけなくちゃいけないことはわかっているな?』
……自分のこと、か。