光のもとでⅠ
第13章 紅葉祭
01
今朝はいつもより少しだけ早くに起きた。
……とはいっても、蒼兄がランニングから帰ってくる時間の六時。
幸倉から通っていたときには起床していた時間だし、病院の起床時間とも変わらない。
いつもなら体力を温存するために、あと三十分くらいはお布団の中にいるけれど、今日明日は紅葉祭ということもあり、集合時間が七時十五分なのだ。
口の中に基礎体温計を入れると、程なくしてピピ、という音が鳴り、小さなディスプレイに三十七度二分と表示される。
生理前だから、このくらいの体温が妥当かもしれない。
相馬先生がもとに戻りつつある、と言ってくれただけのことはあり、体温も三十七度五分を超えることが減ってきた。
それもこれも、体調に合わせて作業をできるように環境を整えてくれたみんなのおかげ……。
……とはいっても、蒼兄がランニングから帰ってくる時間の六時。
幸倉から通っていたときには起床していた時間だし、病院の起床時間とも変わらない。
いつもなら体力を温存するために、あと三十分くらいはお布団の中にいるけれど、今日明日は紅葉祭ということもあり、集合時間が七時十五分なのだ。
口の中に基礎体温計を入れると、程なくしてピピ、という音が鳴り、小さなディスプレイに三十七度二分と表示される。
生理前だから、このくらいの体温が妥当かもしれない。
相馬先生がもとに戻りつつある、と言ってくれただけのことはあり、体温も三十七度五分を超えることが減ってきた。
それもこれも、体調に合わせて作業をできるように環境を整えてくれたみんなのおかげ……。