光のもとでⅠ
05
高校校門をくぐると実行委員の人たちに声をかけられる。
その中には香乃子ちゃんや空太くんの姿もあった。
香乃子ちゃんは私に気づくと、遠くからブンブンと手を振ってくれた。
私も同じように手を振り返した。
そのまま仮設テントを通り過ぎ、桜並木を抜けた先にある一、二年棟の前にはすでにほかのメンバーが揃っていた。
「わっ、遅刻かなっ!?」
慌てて時計を見たけれど、集合時間の二分前だった。
「マンション、もう少し早く出たほうが良かったかな?」
なんとなしに口にすると、
「今日は物珍しいものが入り口で待ち受けてたからじゃん?」
と海斗くんに笑われた。
その中には香乃子ちゃんや空太くんの姿もあった。
香乃子ちゃんは私に気づくと、遠くからブンブンと手を振ってくれた。
私も同じように手を振り返した。
そのまま仮設テントを通り過ぎ、桜並木を抜けた先にある一、二年棟の前にはすでにほかのメンバーが揃っていた。
「わっ、遅刻かなっ!?」
慌てて時計を見たけれど、集合時間の二分前だった。
「マンション、もう少し早く出たほうが良かったかな?」
なんとなしに口にすると、
「今日は物珍しいものが入り口で待ち受けてたからじゃん?」
と海斗くんに笑われた。