光のもとでⅠ
つい先ほど通ってきたところを思い出す。
いつもなら何も気にせず通り過ぎる場所をあれこれ観察しながら歩いてくると、思わぬタイムロスが生じるらしい。
明日は気をつけなくちゃ……。
「じゃ、今日の流れをざっと話すよー」
そんなふうに仕切るのは久先輩。
一応なんていったら失礼だけれど、やっぱり会長なんだな、と思った瞬間。
久先輩と茜先輩は、紅葉祭を持って生徒会を引退する。
久先輩との出逢いは春庭園。
スズランを撮っているときに声をかけてくれ、写真部へ誘ってくれた人。
茜先輩は始めて人と音を奏でる楽しさを教えてくれた人。
困ったときに声をかけてくれることが多く、心を守ってくれたり、時には背中を押してくれる人だった。
いつもなら何も気にせず通り過ぎる場所をあれこれ観察しながら歩いてくると、思わぬタイムロスが生じるらしい。
明日は気をつけなくちゃ……。
「じゃ、今日の流れをざっと話すよー」
そんなふうに仕切るのは久先輩。
一応なんていったら失礼だけれど、やっぱり会長なんだな、と思った瞬間。
久先輩と茜先輩は、紅葉祭を持って生徒会を引退する。
久先輩との出逢いは春庭園。
スズランを撮っているときに声をかけてくれ、写真部へ誘ってくれた人。
茜先輩は始めて人と音を奏でる楽しさを教えてくれた人。
困ったときに声をかけてくれることが多く、心を守ってくれたり、時には背中を押してくれる人だった。